こんにちは、KEY-Kです☆
今回は、トラックメイクの際に登場するループ素材についてのお話し。
僕の経験と、先輩トラックメイカーの制作現場を見て感じた事を記していこうと思います!
ループ素材を使うってズルい?
僕が音楽に目覚めなんやかんやでトラックメイクを始めたのは高校1年の秋。ちょうど6年前の今頃です。
僕は楽器の経験もなければ音楽知識も皆無。
シンセサイザーとサンプラーを買い、シンセサイザーの中のドラム音源を単音ずつサンプリングしてビートを組み、その上にこれまたシンセサイザーの音源を単音ずつサンプリングし、上ネタを乗せるという形でトラックメイクへ足を踏み入れました。
その後DTMという制作方法がある事を知り、なんとかPCとLogic pro8を手に入れDTM生活のスタートです。
先輩に操作方法を教えてもらいながら、今聞けば、赤面…というか心がもげそうなくらいに聞けたものじゃない曲を作っていました。w
その中で、
ループ素材(ドラムやギター等、様々な楽器のフレーズが録音された、著作権フリーの素材)
というものの存在を知ったのです。
それからというものの、ループ素材に頼りに頼って楽曲制作を…とはいかず、僕の中では、トラックメイカーたるもの全ての音を自分の手で打ち込むべし!!
というポリシーが生まれ、ループ素材なんて手抜きでズルい。そして、ループ素材には手を出さなかったのです。
ハイハットの人間的な微妙なズレ、シェイカーの強弱、タムの絶妙なもたり、グループを生み出すために多くの時間と労力を費やしていました。
時間短縮とクオリティ向上
月日は過ぎ、とある売れっ子トラックメイカーさんの制作現場へ見学に行った時、基本となるドラム3点(キック、スネア、ハイハット)は自分で打つものの、パーカッション類はループ素材から曲に合ったものを選択してノリを作る。という手法でドラムセクションを構築していたのです。
「ドラムカッコいい。」
「あっ、それでいいんだ!!」
僕の中での腐ったポリシーは一瞬で無くなりました。
自宅に戻り、自分で試してみると何とも今まで自分では出せなかったノリ、偶然的に生まれるグルーヴが構築されました。
それまで数時間かけて試行錯誤していた作業が、ほんの数分の内に解決されたのです!
生まれた新たなポリシー
新たな考え方で実現した時間短縮とクオリティ向上のテクニックを手に入れ今までのポリシーが無くなり、それにより新たなポリシー(ループ素材を使う時に意識する点とでも言いましょうか)が生まれました。
それは、自分だけのルーヴ素材にする!!!
つまりは、ループ素材にエフェクトをかけたり、組み換えたりする事によってもっと曲に合ったフレーズになるのではないか。と考え、感じる事です。
自分だけの素材にアレンジする事で、それはもはや世界にひとつだけのループ素材なのです!
もう一つ、使える素材、使えない素材を聞き分ける事!
ループ素材はミュージシャン
ループ素材をミュージシャンとするなら、さまざまなノリやグルーヴをもった数多くのミュージシャンの中から曲に合った自分好みのドラマーやギタリストやキーボーディストにフレーズを入れてもらえる。格安で。しかも後でいじっても文句を言われない。笑
と言った感じですかね。
長時間かけてグルーヴを試行錯誤した経験も無意味ではなかったと思っていますが、スピーディかつ高クオリティなものを作るひとつの手段としてループ素材は存在していると思います。
まだループ素材に手を出せていない方は是非!!
世の中にはさまざまな楽器のループ素材集が発売されていますし、DAWソフトにループ素材が内蔵されている機種もあります。
上ネタ系だと、HIP HOPなトラックを作る時に重宝しそうですね!
もともとサンプリングからトラックメイクを始めた僕ですが、ループ素材を使うというのも一種のサンプリングのようなものだな。何事も毛嫌いするものじゃないなと、こうして記している中で思いました(^.^)
この気持ちも新たな発見。
周りからさまざまなものを取り入れて音楽制作を充実させていきましょう♪
【関連記事】
0コメント